ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第128回:獣王記

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。気がつけば2月……1月ってどこに行ったんですかね? ボケたかと思いましたがもとからボケてましたわ。それはともかく2月は実は私の誕生月なのです。どうでもいい情報ですが、2月7日生まれで血液型はB型であります。そして読みにくいとは思いますが、私の名前は「いなみ」と読みます。ここで気づいた方もおられるかもしれませんね。そう『ラブライブ サンシャイン』で高海千歌を演じられていた声優の伊波杏樹さんと一緒なのです。すごくない? 誕生日と血液型に名字まで一緒なんですよ。これはもうお祝いするしかないということで、勝手に伊波さんの誕生日のお祝いとご活躍を祈願しておきました。自分の誕生日なんてどうでもいいですしね。さて自己満足な自慢話はここまでにしておいて、今回もゲームを紹介していきましょう。今回ご紹介するゲームはこちらです。

 1988年リリースの『獣王記』(海外名:Altered Beast)です。本作も最近発売された「アストロシティミニ」に収録されているタイトルです。個人的には、なぜかセガといえば本作のイメージが強いんですよね。初めてプレイしたのはメガドライブ版で、メガドライブの他のどのゲームよりもお気に入りでした。ヒョロヒョロの主人公が玉を取るたびにムキムキになっていき、最後は獣人やドラゴンに変わってしまうのが面白く、未だに見かけるとプレイしてしまう一本です。まあ、あまり見かけないんですけど……

 ストーリーは復活した魔神に娘である女神アテナをさらわれた主神ゼウスが、アテナを救い出すため自らが過去に封じた「獣人族」である主人公の封印を解くところから始まる。プレイヤーは開放された獣人族の戦士としてアテナを救うため魔神を倒しに向かうことになります。しかし過去ゼウスに調子に乗るなということで封印されたというのに、なぜゼウスの言うことにあっさり従うのかという部分は疑問なんですが。ちなみにゲームは横スクロールのアクションゲーム。ステージ1は墓場です。

 マップを進んでいると、足元から墓石が出てきたりして、パワーアップのための玉が取りにくかったりとちょっと面倒。しかし、この墓石らしきものは主人公が封じられていたものと同じものでは? それはともかく本作の重要な要素のパワーアップ。

 基本の状態。鍛えられてないわけではないんですが、ヒョロいイメージ。ゾンビを倒すのに2撃必要です。白い狼を倒すと出てくる玉を取るとパワーアップします。

 一段階パワーアップした姿。服は破れ攻撃には光をまとうようになり、ゾンビは一撃で倒せます。そしてさらにパワーアップすると、

 ムキムキになりすぎ、鉄拳のジャックのような変なバランスに。そういや鉄拳では初めはジャック使いだったなぁ。このゲームの影響か? それはさておき、もう1段階パワーアップすると獣人に変化します。獣人形態は各ステージごとに固定されており、同じものは一つも……そういや狼男は色違いで2種類あったな。まあ、完全に一緒ではないのでいいか。ともかく獣人になっていないとボスと戦えないという決まりがありますので、しっかりパワーアップしましょう。出来なかったらもう一周です。

 ステージ1はウェアウルフ。パンチボタンでファイアボールを放ち、キックボタンで前方に突っ込んでいく飛び蹴りが発動。そしてボスは「ハガー」。自分の頭をちぎって投げつけてくるという変なやつ。落ち着けばあっさり避けられるので、避けつつファイアボールで勝てると思います。

 ステージ2はウェアドラゴン。唯一空が飛べます。パンチボタンで前方に電撃を放つサンダースマッシュ、キックボタンで範囲は狭いが全方向に電撃を放つことが出来ます。ボスは「オクトアイズ」。植物ですが目玉があり、その目玉を飛ばして攻撃してきます。胞子も飛ばしてきますがボスに近づいてキックを連打していれば楽勝です。

 ステージ3はウェアベア。パンチボタンで敵を石化する息、キックボタンでジャンプして体当たりをします。ローリングアタックが山なりに飛んでいく感じです。ボスは「モルディスネイル」。wikiによるとカタツムリのような殻に入ったサラマンダーだそうで。いわれてみればそうだなという形ですね。ずっとアンモナイトの殻に入ったウツボだと思っておりました。張り付いて攻撃してればあっさりなイメージです。

 ステージ4はウェアタイガー。ウェアウルフの強化版みたいな感じでパンチボタンで蛇行する玉を撃ち、キックボタンで縦方向にキックで突っ込んでいきます。ボスは「ファティクロコダイル」。火炎弾を撃ちながら浮遊するワニですね。ポーズは空を飛ぶゴジラを彷彿とさせますがフヨフヨ飛んでいるだけなので、下に入ってキックをしていれば勝てます。無傷かどうかはわかりませんが。

 ステージ5はゴールドウェアウルフ。本当のウェアウルフの強化版。攻撃は変わらないが炎の色が違ったり、多分威力も強いんじゃないかな、設定上の話ですが。ボスは「セガ・バン・ベイダー」。社名を冠したボスキャラですが、サイが金色のプロテクターを付けたキャラです。やっぱりビッグバン・ベイダーが元ネタなんですかね? ちなみにワンコインで勝てるんですか? 私には無理ですよ。離れて飛び道具で近寄られたらジャンプしてからキックで逃げるを繰り返すとかかなぁ。こいつを倒すとアテナが登場します。

 ということでアテナと良い仲になった模様という画像も表示され、ダイジェスト画像のエンディングへ。エンディングで衝撃を受けるというのはよく書かれていることなんですが、実際に苦労してエンディングを見たら脱力しますよ。ぜひ見ていただきたい。

 ということで今回紹介した『獣王記』ですが、あんまり移植されてないよなーなんて思って調べたら、メガドライブ版は当然として、セガ・マスターシステム、PCエンジンCD-ROM2、ファミリーコンピュータと結構移植されてたんですね。ファミリーコンピュータ版が怖いなぁ。ひどいことになっていそうだ。さらにPS2版もあったようです。ポリゴンになってるけど。

 それではこのへんで。ではまた~

当記事に関連する商品紹介