ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第121回:ズパパ!

ズパパ!

お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。4連休はいかがでしたか? 旅行を楽しんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。私は主にネットサーフィンな日々でありました。この日数だったのでネットサーフィンというよりはネットクルーズのほうが似合いそうな気もしますが。物語に登場するネットダイブとかできるようになるのはいつでしょうね。早くできないかなぁ。

さて、今回ご紹介するのはこちら

ズパパ!

『ズパパ!』です。前回紹介した『ナイトメア・イン・ザ・ダーク』の子供向けタイトルとして登場したタイトルなんですが……
こっちのほうが難しい!
まあ、子供向けなんて見た目だけなんですけどね。ゲーム内容は『ナイトメア・イン・ザ・ダーク』と同じく固定画面のアクションゲーム。フィールドの敵を全部倒せばクリアなのも一緒。

ズパパ!

真ん中のでっかいのが自分です。8方向レバーとAで攻撃、Bでジャンプ。で、まず、4匹の橙、緑、紫、青のちっちゃいのは味方です。この4匹を連れずに攻撃するとパンチが出ます。パンチを敵に当てると気絶状態になるので、更に蹴り飛ばすと倒すことができます。そして本作の特徴、4匹の味方を連れているときに攻撃ボタンを押すと、敵に味方を投げつけます。投げつけられた味方は敵の上で一定時間踏みつけ続けます。このときに蹴り飛ばすと星が飛んで星にあたった近くの敵も倒すことができ、この倒し方のときだけ特典アイテムを落とします。そして、星が飛ぶ距離は、投げつけた味方の数で変わります。ということで、できる限り4匹ぶつけた敵を蹴り巻き込んで殺したほうが得点になるとくことですね。では、始めていきましょう。まずはワールドセレクトから。

この6ワールドから選択します。正直どこから始めても一緒のような気がしますが、最初に書いたとおり無駄に難易度が高い印象なので、子供に好きなステージで遊んでもらおうということだと思います。正直そんな心配りより難易度下げろと思いますが。で、面倒なのでこのままスタート。どこから始めてもクリアするまで続けますしね。

遊園地ステージということでいいのかな? この、結構な数の敵を全滅させる必要があるわけですが、味方を集めようと思うと、思った以上に死ぬ。気にせず殴ったほうがいいのかなかと思うんですけど、ついつい星を飛ばそうと思ってしまうんですよねぇ……そして、遊園地のボスはこちら。

クレーンゲームのアームです。遊園地なのに。さて、ボスにダメージを与えるには、味方を投げつけるか、ボスが召喚する雑魚に味方をぶつけてからの星がその方法となります。殴っても効くかもしれないけど、近づくのは危険なので試してません。で、ボスを倒すと次のワールドへ行くんですが、セレクトはなく時計回りに進んでいきます。ここも選択させろよ……。

日本をモチーフにしたワールドですね。背景の絵は葛飾北斎です……よね? 仁王像の絵があったかどうか記憶にないのですよね。それ以外は間違いないのですが。さて、このステージでは、明らかにバランスを崩す凶悪な敵が登場。忍者だけ移動速度がおかしいです。あとは普通なんですけどね。そしてボスはこちら。

歌舞伎役者ですね。発売元がSNKだし『サムライスピリッツ』の千両狂死郎なのかもしれません。動きも早くはないので、落ち着いて攻撃しましょう。上側に陣取ると寿司が飛んできたりするので下側にいるのがいいかと。寿司が飛んできて攻撃するって、『デッド寿司』みたいですが……あ、『ロボゲイシャは出ませんのでご安心を。
さて次のワールドですが、ジャングルになるのかな?

基本的にはライオンとカバが多いイメージですね。マントヒヒはすぐに下段に移動してきますので下には近寄らないようにしましょう。鳥のイメージがないなぁ。多分下にいると突進してくるので、移動して味方を投げつければいいと思います。なんか巻き込んで全滅していたのか、印象が薄い……。そしてボスはこちら。

動きは遅いので、雑魚をうまく使ってダメージを与えましょう。登場する雑魚によっては面倒になるのでそこだけ注意です。まあ、パワーアップが取れていれば一投で4匹投げますから、楽勝になっていると思いますが。ちなみにボスは下に降りてくるんですが、もう上がれない模様。ということで、雑魚の集中しましょう。

3ステージクリアしたらボーナスステージへ。真ん中のベルに仲間を投げつけると上に上がっていきます。途中にある点に到達するとお菓子が出現。特典となるんですが、一番上に上げるにはガン無視してぶつける必要があるようです。さて次は通常ワールドです。

ホラーステージですね。骸骨は骨を投げてきますので、同じラインにいるときは注意が必要です。幽霊はランタンを残して姿を消します。消えているときは攻撃が当たりません。ジェイソンは足踏みしたあと一気に走ってきます。フランケンは……特に特徴はないかな。とまあ、なかなかの難易度、かなり死にまくりました。そしてボスはこちら。

画面中をゆっくりと飛び回るドラキュラ。飛ぶ方向はわかりやすいので楽に行けると思います。雑魚をうまくドラキュラが飛んできたときに倒せるように気をつけるだけですね。なお、味方が踏みつけている敵ま殴れば移動させることができます。うまく使ってください。

次のワールドはおもちゃの国。おもちゃの兵隊は当然銃を撃ってきます。このステージで個人的に要注意だと思ったのは、蒸気機関車のおもちゃ。蒸気を噴き出して上の段を攻撃してきます。真上に立つのは禁止です。あとは面倒なイメージはないかな。とはいえどのステージも殺意が高く、間違いなく殺しにきますので油断はできませんが。でボスはこちら。

クマのぬいぐるみ。画面中を歩き回りますが早くはないので先回りは難しくないかと。一番下から上がってくるときは、空気を吸い込んで膨らんで上がってきます。かわいい。そして多分攻撃チャンス。

原始時代がモチーフのワールド。ここまでくれば大して代わり映えがしないイメージです。青い恐竜が段関係なく突っ込んできたような気がしますがそれ以外は別に。プテラノドンは真下に特攻するだけだし。原始人って何してきたっけなぁ。まあ、普通って埋没しますよね。ということでボス戦。

マンモスです。降りてくることはないので、落としてくる雑魚と、つららに注意するだけで簡単なボスだと思います。正直書くことがないボスでしたが、6ワールドが終了です。これで終わりかと思いきや、ボーナスステージが。終わらないの?と思っていたらマップに変化が。

後ろの山が崩れ、中から2つのワールドが登場。ということでまだ続きます。これ、子供向けにリリースされたんですが、ここまで来れる子供いないだろ? めっちゃ難しいよ? すでに『ナイトメア・イン・ザ・ダーク』を超えたワールド数なのに、まだ行くんですね……

宇宙人かなんかをイメージしているんでしょうか? 登場する敵もUFOや3Mの宇宙人、ロボットや、緑色になってますがウォーリーのようなやつもいます。流石に増えるステージだけあってまたしても難易度が上がってます。本当に子供向けか? そしてここのボスはこいつ。

なんというか、大怪球フォーグラーだよね。こいつ、画面端まで寄ってくるので、進行方向と逆側に移動しましょう。そしてやることは一緒。雑魚を使ってダメージを与えるだけです。たまに目からビームを撃ってきますが、予備動作が大きいのですぐに気づくかと。

チュートリアルで登場した雑魚キャラがやっと登場。ステージはファンタジーをモチーフにしている模様。気をつけるべきは魔法使いの爺さんの魔法ぐらいかと。ドラゴンは雑魚を倒していると勝手に死にます。そしてボスはこいつ。

小さくて肩透かしな感じ。体力も少ないですし。ともかく落ち着いて攻撃していくと……

ドラゴンを呼び出して乗り込み、仕切り直しに。ドラゴンは曲がる炎を吐いてきます。炎の軌道は固定なので、落ち着いてよければ問題ありません。あとは雑魚を使ってダメージを与えていきましょう。そしてこれを倒せば終了。

かと思いきや、もう一つワールドが登場。今度こそラストステージです。長い。

通常ステージはこの一面だけ。両脇の扉から出てくる敵を全滅させればクリア。一定数出したら壊れてなくなります。ワールド関係なく雑魚が沸くので大変な上、画面上部のエイリアンみたいなやつから電撃が飛んできます。忙しい。これをクリアすると、やっとラストステージです。

この島を作った悪の博士とかでしょうか。なんというかポケモンに出てきそうなキャラですが。なおこの博士、その力を奪うために仲間をさらっていた模様。ここでストーリーを確認しました、はい。なんかさらわれた仲間、ズッコというらしいですがコイツラを助けにズパパが乗り込んだという内容だったそう。ということで、挨拶代わりに投げてみたところ……

ダメージを与えられず、力を吸収されてしまいます。
「・・・おや!? ○○のようすが・・・!」

「おめでとう!ボスはズパパにしんかした!」
ということでズパパと同じ種族になっていまいました。それにムカついたボスはズパパを倒しにかかってきます。主な攻撃は突撃ですね。

私のプレイ時は基本的に一番下を反対側まで突っ切り、更に帰ってきて突っ切ります。うまくズッコたちをぶつける必要があるんですが、投げモーションの硬直か、食らってしまうので、足場に乗ってからやったほうがいいでしょう。

わかりやすい波動拳モーションからの火炎。足場にのって前に飛べば避けられます。

画面の奥に移動してからの雷球。画面の右下にいるといいようです。こんなところでしょうか。頑張って倒すと力を取り返し、ボスは人間に戻ります。

最後にボスをピンクのズッコが気にしているのが可愛いですね。このあとはエンディングになります。やっと、本当にやっとクリアです。いやあ難しかった。正直、『ナイトメア・イン・ザ・ダーク』と比べて難易度が高い気がするんですが、どうなんでしょうね? ということでちょっと調べてみました。もともとはフェイスが発表したタイトルだったようです。しかしリリース前にフェイスが倒産、お蔵入りになっていたのですがSNKが『ナイトメア・イン・ザ・ダーク』の子供向け作品として再リリースしたとのこと。これ、SNK絶対難易度確認してないだろ。どう考えても『ナイトメア・イン・ザ・ダーク』のほうが何ど低いと思う。おそらく絵柄が可愛いから子供向けで行けるだろう程度の考えだと思う。ちなみに本作品のリリースは2001年9月、格ゲー全盛期であり、普及はしれていたものと思われます。多分ショッピングセンター内のお店とかぐらいしか置かなかったんだろうなぁ、だって見たことないもん。まだ長崎にいた頃なんでタイトーにいた頃なんですが、聞いたこともないんですよねぇ、これ。ただ、子供向けなどという言葉に騙されず、しっかり攻略を考えるなら面白いゲームだと思います。プレイステーションや任天堂スイッチでアーケードアーカイブス、XBOX ONEでアケアカNEOGEOというシリーズで配信されているようです。興味のある方はぜひ。
それでは今回はこのへんで、では、また~

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