『MSXパーフェクトカタログ』校了しました

『MSXパーフェクトカタログ』、無事に校了いたしました。とはいっても今週明けにはすでに終わっていたのですが、多忙のためご報告が遅れてしまったのが理由です。毎回の記事を楽しみにされている方がいらっしゃったら(いるのでしょうか?)、大変お待たせしました。

 

今回はパーフェクトカタログシリーズ初の家庭用ゲーム機以外のハードということで、かなりの難航が予想されました。テーマとしてはずっと扱いたかったのですがとにかく時間がかかってしまい、ようやく皆様のお手元に届く形にまとまったことを安堵しております。

特に今回はMSX本体の撮影がかなりキツかったですね。150台くらい撮影したと思いますが、いつまで撮っても終わらないんですよ。これ本当に完成するんだろうかと途中でめげそうになりながらもどうにか終えることが出来ました。

私としては久々に手掛けたパソコン関連の出版物となりますが、正直言ってパソコン関連は出版企画が通りにくいんですよ。ゲーム機はなんだかんだ言って数百万台~数千万台単位の出荷台数なので直接遊んだことがない人でも「名前くらいは聞いたことがある」という方も多いのですが、パソコンだと本当に「なにそれ?」といった反応ですからね(笑)。実は同時期に某誌でもパソコン関連の執筆依頼があって、今月は多忙ながらも楽しいお仕事をさせていただきました。

さて、『MSXパーフェクトカタログ』の話に戻りますと、そもそも「MSXを1冊の本で語り尽くせるのか」という懸念がずっとありました。単なるゲーム機ではなく、ユーザーによって使い方や楽しみ方が多様な機械だけに、MSXの魅力を詰め込もうにもかなり無理のあることが容易に想像できたからです。かといって、考えうる限りのすべての分野をまとめた全集のようなものを作ろうとしたら、おそらく時間がいくらあっても完成しません。そこで私が導いた結論は「今まで作ってきたパーフェクトカタログシリーズのスタイルを崩さないようにしよう」でした。

パーフェクトカタログのスタンスですから、あくまで「ゲーム機であることを軸にしたMSX本」です。ハードについては「なるべくスペックを噛み砕いて技術書にならないレベルで理解してもらえる内容」にし、ソフトについては「掲載するのは原則としてゲームのみ(ディスクマガジンや派生CG集は掲載)」。それ以外の活用法や周辺情報についてはさわり程度に留め、基本的に触れていません。

あと、MSXといえばアマチュアレベルの活動や同人ソフト、ハードですが、こちらも見送りました。本当は非常にやりたい分野だったのですが、ページ数がかさみ本の価格に響くのを避けたためです。「高くても買う」とおっしゃってくださるお客様もいるにはいるのですが、世知辛い話ですがやっぱり価格は正直なんですよ。

というわけで、「パーフェクトじゃないじゃん!」と声が聞こえそうなことは重々承知ですが、現在の市況とコスト、スケジュールをすべて勘案して現在の形となりました。納得してくれとまで言うつもりはありませんが、こういった事情が裏であったことだけはこの場を借りて少々触れたかった次第です。

ちなみに次回以降のパーフェクトカタログも水面下で進めております。次回は普通にゲーム機を予定、パソコンもやりたい機種があるので検討中です。今後も是非パーフェクトカタログシリーズを応援よろしくお願いいたします。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年愛媛県松山市生まれ。アーケード、家庭用、PCはもとより美少女ゲームまで何でも遊ぶ、ストライクゾーンの広い古参ゲーマー。ただし、下手の横好きがたたり、実力でクリアできたゲームの数は決して多くないのが弱点。