パンフレットで見るアーケード探訪:サプライズアタック

発売年 1990
開発 コナミ工業
発売元 コナミ
ジャンル 格闘アクション
コントローラ 8方向レバー+2ボタン

コナミが送り出したSFをモチーフとした横スクロールアクションゲーム。国際テロ組織「ブラック・ドーン」に占拠されてしまった月面基地を取り戻すため、「赤い稲妻」の異名を持つジョン・ライアンを派遣したというストーリー。プレイヤーはジョンを操り、宇宙ステーションを始めとして仕掛けられた時限爆弾をすべて解除し、テロリストに占拠された施設を開放していく。操作方法は8方向レバーとショットとジャンプの2ボタン。レバー上下方向+ジャンプでライン移動をすることができる。と、ここまで聞けば『シャドウダンサー』と同じに聞こえるが、本作では一定時間無敵になり、飛行可能となる「Mover Fuel」や、動く隔壁、宇宙の設備を舞台にするため重力に縛られない敵の配置などSFチックな仕掛けが施されており、違った面白さを提供している。また、本作の特徴として、チャプター終了後にボーナスクイズが挿入される。クイズは宇宙に関する内容で3択となっている。正解数によってボーナスが加算される。全7チャプター、18ステージ構成。BGMやSEもコナミらしいクオリティの高いものに仕上がっており、各ステージにはタイトルがついているなど細かいところまで作り込まれていて、プレイヤーを楽しませてくれる作りとなっている。

ゲームセンターで見かけることがあれば是非プレイしてほしい一作なのだが、出回り数が少ないのか殆ど見かけない幻と言っていい作品となっている。だからこそ見かけることがあったら逃すことなくプレイしてほしい。難易度は高いが、きっと楽しめると思う。なお、残念ながら家庭用への移植は一切行われていない模様。いいゲームだと思うのだが、どこまでも不遇な作品である。

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