ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第30回:機動戦士ガンダムEX REVUE

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。
 最近なんとなくつけたケーブルテレビのアニメチャンネルでガンダムがひたすら流れているのを見て、ガンダム押しなんだろうか、などと考えていました。まあ、ガンダム押しじゃない時期って記憶に無いんですが。そんな番組を流しながら、『スカイリム』をプレイしておりました。なんか、定期的に『スカイリム』と『Fallout4』に戻っています。やり残したことは無いはずなんですけど遊んじゃいますね。ゲーセンにいっても結構古いゲームをプレイしているので、そういう性格なだけかもしれませんが。あるいは、新しいものを受け入れる余地が減っちゃったのか。後者だったら嫌ですねぇ。でも、反射神経も…… ゲームのために若返りたい。
 そんな私が、格ゲードハマリしていた頃の反射神経などを持ってしても全然楽しめなかったゲームがこちら。


機動戦士ガンダムEX REVUE

 先週に引き続きガンダムを題材にしたゲームです。本作は格闘ゲームの2作目であります。正直1作目も微妙だったのによく出たなと。1作目からの変化は、投げが追加。それから前作から存在意義がわからなかった「セイラ専用ガンダム」がカットされ「ガンキャノン」「ギャン」「アッガイ」前作のボスの「ジオング」、新ボスの「ドルメル」が追加されました。しかも稼働時間による開放でプレイアブルに。というわけで、せっかくのなので赤いやつを選ぶぜ! ということで今回はラスボスの「ドルメル」でプレイしてみましたよ。


 MS-19 DOLMEL
 全高17.9mとガンダムよりも0.1m低い設定なのですが……


 どう見てもドルメルのほうがデカい。
 ともかく、ゲームを始めていきましょう。最初の相手は、


「ガンキャノン」カイ・シデン
 対戦相手が表示された後に


 タイトルが表示される。テレビアニメ版、第11話のタイトルです。
 このタイトル、全14面全てにあります。ちなみに今回の順番は「ドルメル」を選んだ場合の順番です。
 せっかくなので「ドルメル」の必殺技をご紹介。


 マルチランチャー(41236+攻撃ボタン)


 メガスラッシュ(2369+攻撃ボタン)


 ヒートパイル(646+攻撃ボタン)

 以上、三種類です。一年戦争時の機体という設定なのに、遠距離武器が少なすぎるというのは問題かと。マルチランチャー以外は近接武器です。自分で使うと大して強くないです。CPUには一瞬で削りきられたりしたんだけどなぁ…… 
 そうそう、主役格のモビルスーツは倒した後のヤラレポーズも用意されています。


 ガンキャノンだとこうなる。

 そして、二人目はシャア。いきなり「ズゴック」
 表示されるタイトルは


 復活のシャア(TV第26話)
 初登場で復活とは……


 このゲーム、油断すると一瞬で持っていかれます。
 その後も頑張って倒し続け……


 何故か一般兵1になっているザクⅡに瞬殺されそうになったり、


 アカハナにしか見えない一般兵2が乗っているアッガイに辛勝し、


 ギャンの攻撃は侍魂のシャルロットと同じですね。


 そして11面目にしてガンダム登場。タイトルは……


 ガンダム大地に立つ!!(TV第1話)
 今更、第1話のタイトルが! もう「ゲルググ」だって倒しているというのに……


 そして油断しコンボを喰らい……


 あっという間に50%を切ってしまった……


 ちなみにガンダムはこのヤラレポーズ。


 その後も頑張り(何故か「ジオング」は楽勝)


 ついにラスボス(同キャラ戦)へ。
 2になって「ドルメル」がストーリーの中心になっており、進めるにつれて開発の状況というか、機体の状況が紹介されます。


 最終調整中。


 出撃直前の整備状況。


 シャアのことかな?


 そして出撃。


 最終戦開始!

 と言った感じです。この辺りのオリジナルストーリーは結構好きです。倒した後はエンディング。エンディングではヘルメットを取ってくれます。


 このパイロット、ヘルメットを取ると美人さんですね。

 そういえば「ドルメル」ってコレ以外に出たことがあるのかしらと思って調べてみました。そしたら漫画「機動戦士ガンダム カタナ」に出てたんですね。全巻買っていたんだけど、記憶に残っているのは主人公の気持ち悪い笑顔と、その親父が汚らしかったことだけ。MSはかっこよく描く人なのですが、人物がなぁ……漫画中の「ドルメル」はこちら。


 MSは格好いい。

 登場人物は、まあ検索してもらえると……ストーリーは結構好きなんですけどね。話がそれましたが、本作はエンディングで登場MSのスペックがスタッフロールの横で紹介されていき、最後に……


 やる気だったのか?

 本作もすぐに店頭から消えるほど人気はなかったわけで……やっぱりというか、実際に「Z」の格ゲーが出ることはなく、家庭用に移植されることもありませんでした。家庭用にあったのは、スーパーファミコンの『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』と言うやつですね。何故か台湾でアーケードで動いていたという話ですが(笑)
 PlayStationにも『ガンダム・ザ・バトルマスター』という格闘ゲームのシリーズがありましたが、平面ポリゴンを多数使用し、パーツごとに動くので、不思議な感じがしたタイトルです。ほかに出たガンダム格ゲーとしては『SIMPLEキャラクター2000シリーズ Vol.12 機動武闘伝Gガンダム THE バトル』がありますね。ガンダムで肉弾戦をするGガンダムなので格闘ゲームに向いているとは思うのですが、話題にもならなかったように思います。同じシリーズにガンダムWの格ゲーもありましたが……『SIMPLEキャラクター2000シリーズ』というやつがあまり目立たなかったのかもしれませんね。その後、ガンダムを題材とした格闘ゲームは出なくなり、VSシリーズになりました。間違いなくガンダムにふさわしい操作感を味わえる、名作シリーズになっています。『ガンダムvsガンダム』になってからは、わけがわからなくなりましたが。

 それではこのへんで。ではまた~

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