パンフレットで見るアーケード探訪:スタジアムヒーロー

発売年 1988.07
開発/発売元 データイースト
ジャンル スポーツ
コントローラ 8方向レバー+3ボタン

 野球ゲームは作らないと思われていたデータイーストが放つ異色のベースボールゲーム。ゲームにはノーマルモードとファイナルセットゲームの二種類のモードが用意されている。

・ノーマルゲーム:ポイント制と時間制の種類から選択することになる。ポイント制の場合、1点ごとに50秒追加、1アウトごとに50秒減少。時間制は得点・アウトごとの時間の増減はない。

・ファイナルセットゲーム:ゲーム開始時に2枚(設定により変化あり)の硬貨を投入することで試合終了までプレイすることができる。

 基本的には普通の野球ゲームなのだが、ノーマルゲームで残りポイントがゼロになった場合にコンティニューすると、特別選手を1人ベンチ入りさせることができる。特別選手はピッチャーならば魔球を投げることができ、バッターならば打率4割・ホームラン60本台を記録し当たればホームランの長打力を有する。
 ちなみに特別選手には、投手には巨人の星の「星飛馬」や、侍ジャイアンツの「番場蛮」と思われるキャラクターが8人登場、打者では「王貞治」、プロレスラーの「スタン・ハンセン」、大相撲力士の「小錦」と思われるキャラクターが12人登場する。その中には同社「チェルノブ」の主人公まで登場している。
魔球は「ドリームボール」や「消える魔球」など全部で8種類で、投手一人が一つづつ所持している。

 なかなかに熱い顔ぶれが登場する本作ではあるが、コンシューマに移植されることはなかったようだ。熱い顔ぶれのせいで移植できなかったのかもしれないが。

移植先一覧
なし

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