パンフレットで見るアーケード探訪:カイザーナックル

発売年 1994.08
開発/発売元 タイトー
ジャンル 対戦格闘
コントローラ 8方向レバー+6ボタン

 タイトー製の対戦格闘ゲーム。
相手からの攻撃を受けると画面端にある「クラッシュゲージ」が上昇し、いっぱいになると「クラッシュバトルシステム」が発動、通常の必殺技の1.5倍の威力を持つ必殺技が使用可能となる。くラッシュゲージは攻撃がヒットしない限り消費されることはない。当時格闘ゲームブームの主役だったカプコンの「ストリートファイターII」の影響を色濃く受けているが、システムの差別化を図ったのであろう「クラッシュバトルシステム」や「超・激」といった隠しコマンドが盛り込まれている。
 本作には独自のシステムとして大戦終了後に医師が登場、敗者を診断しスコアとともに診断結果が表示されることになる。バトル内容に応じて判定されているので大技ばかりを当てて倒すと悲惨な診断結果が出ることが多い。
 アニメ界で活躍していた結城信輝氏によるキャラクターデザイン、豪華な声優陣などが評価される点としてあげられるが、それ=対戦格闘ゲームの面白さではない。難易度の高すぎるCPU戦や、CPU専用キャラの凶悪さなど破綻したゲームバランスのせいでごく一部の人気を得ただけで店舗から消えていった。
 なお、インターネットの動画サイトの普及からラスボスのジェネラルだけが有名になっている不思議なゲームである。

 パンフレットの二枚目のサイズ調整前のデータが入ったZIPファイルを用意しました。下の画像からダウンロードしてください。

移植先一覧
なし

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