ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第12回:ファイトフィーバー

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。
 地球を守る戦いも3週目に入りました。兵科は変えています。目指せ、達成度100%! まあ、まだ30%ぐらいなんですけど……
 そんな戦いを傍目にニコニコ動画を見ておりました。するとこんな動画が。


マイナー格ゲー特集。やったことあったら勝ち。

 はじめのうちは良かったのですが、後半はわかりませんでしたね。そしてその中でも、とても懐かしく思ったのはこのタイトル。


ファイトフィーバー

 韓国製の格闘ゲームで、一生懸命ストリートファイター2をパクろうとして失敗した感じがすごいです。ぶっちゃけスーパーファミコンか? というくらい出来が悪い。それでも当時海外製の格ゲーなんて『モータルコンバット』ぐらいしか知らなかった私は、海外製だからという理由でプレイしていました。自分の働く店には入荷しませんでしたので、NEOGEO直営店までわざわざ行って。糞ゲーなのにね。今にして思えば、どんな情熱だったんだろう?
 さて、出て来るキャラの武術は韓国だけあって、


テコンドー!

 本当にテコンドー好きですよね。主人公はハン・ベダルとキム・フーンの二人。キャラ的にはリョウ・サカザキとロバート・ガルシアの立ち位置です。ハンが手主体、キムが足主体。しかし、その技はテコンドーとは似ても似つかず、無茶苦茶な創作武術。波動拳が飛ぶのは当たり前として、

飛虎撃

 どう見ても、飛燕疾風脚。さらに、

猛虎拳

 どう見ても斬烈拳のパクリ。ちなみに音も同じです。最後のスコーン!って音まで一緒。効果音に関してはSNKの公認らしいですが。
 そして、主人公のにとり、キムはどう見てもワールドヒーローズの服部半蔵の忍法光輪渦斬にしか見えない技が。

 技名は鷲爪脚。そしてこの二人の超必殺技は乱舞系。これだけのパクリをしていますが、この二人に対空技は存在しません。すごいバランスの悪さ。
 はじめにCPU戦でスクリーンショットを取ろうとしてマヌケな画像も撮れたのでついでに掲載。


ちゃんと回転の途中を書いてるんですね。


実は斜めも描いてあります。

 そして何よりそのゲーム内容ですが、いろんなテコンドーの戦士が跆拳王(てこんおう)を目指し戦い抜くというもの。そう、このゲームに出ているプレイアブルキャラクターは皆テコンドー使いなのです。明らかに拳法使いなキャラもいますがテコンドーなのです。きっと、全ての武術の起源はテコンドーなのでしょう、きっと。
 そして、ゲーム自体の難易度はかなり高いと思います。全てのキャラクターがものすごい勢いで前に出てきて、一方的にボコってきます。しかも、こちらの入力に対して全て超反応。相手より先に殴れという脳筋なキャラばかりです。久しぶりにプレイして、一人目にボッコボコにされてしましました。お陰で対戦でしかスクリーンショットを取れませんでした……よく昔こんなものクリアーしてたな、本当に。それでも、最初のプレイアブルキャラクターはまだマシなんです。問題は中ボスなんです。

 いきなり上から落ちてきて、しかも投技の鷹爪握。打撃投げだったかもしれません。投げられまくった覚えしかないので、普通に投げ判定だと思うんですけどね。


遠距離から掴みに来る引手破。当然投げ判定。

などと、なかなかに凶悪。上から来るのは画面反対まで離れていても飛んできた気がします。そしてラストは、

 空手健児って、名前からひどい。こいつだけは空手です。もう自分で出すのは諦めました。是非自分でと言いたいところですが、置いている店はもうないでしょうね。私もNEOGEO直営店以外見たことありませんし、流通量自体がかなりの少なさだったのでしょう。ちなみに、私が本作を遊んでいた翌年にSNKは倒産しました。いきなりだったので、びっくりした覚えがあります。KOFシリーズなど人気がありましたので、そんなに大変な状況になっているとは思いもしませんでした。当然直営店も閉店したわけですが、その時資産を買い取ったのが実はタイトーでありました。その御蔭で、私が働いていた店にもKOFの最新作が入ってきました。たしか基盤の値段が半額ぐらいになっていたと思います。そうでもなければ売上の悪かった私の職場に入荷することはなかったでしょうけど。
 一体どこでそんなにマイナスを作ってしまったのかと当時は思っていましたが、今考えてみると家庭用ハードを軒並み失敗した時期であったなと。家庭用ハードに関してはものすごい負けっぷりでしたからね。問題は上層部であることは間違いなかったわけで。大体、ネオジオポケットの発売日以前にネオジオポケットカラーの発売を発表していたり、だいたいモノクロであるネオジオポケットの発売日自体がゲームボーイカラー発売の一週間後であったりとリサーチ不足がひどいですね。潰れても仕方なかったのかもしれません。その後は元々SNKの社員が設立した会社が引き継いだわけですが、残念ながらかつての勢いは取り戻せてはいませんね。頑張ってアーケードを盛り上げてほしいものです。

TAS動画がありましたので、せっかくなので載せときますね。上の中ボス以下のスクショはこの動画から。

 それではこのへんで。ではまた~

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